肌も心も透明に。わたしに還る Holistic Care|HANA ORGANIC

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2021.11.25

コロナ禍に高まった、自然のエネルギー。「ヌーボー2021」の香りを分析する

有機農法で育てるダマスクばらは、その年の気候条件によって香りが変わって当然のもの。私たちがお届けするダマスクばら水を使用した製品の香りも、毎年僅かに異なります。HANA ORGANIC を長く愛用されている方は、既にお気づきかもしれません。

 

その年ごとの、自然のダマスクばらの香り。その「今年の香り」は、毎年9月に発売するダマスクばらミスト「ヌーボー」となって、はじめて私たちの手元に、そして皆さまのもとへ届きます。

 

 

2021年の初夏に収穫したローズウォーターをそのままボトリングした、「HANA ORGANIC ウォーター ヌーボー 2021」。

 

皆様にとって、今年のダマスクばらはどのような香りでしたか?

 

 

 

 

コロナ禍に高まった、自然のエネルギー。今年の香りを分析する

 

2021年は、昨年に続き世界中が新型コロナウイルスの猛威に脅かされ、影響を受けた年でした。

 

農園ではコロナ禍の影響での人手不足に悩まされ、手作業に頼るオーガニックローズ栽培の厳しさを実感した年だったといいます。また、春は通常より気温が低く、ローズの開花への影響も危ぶまれました。

 

そんな困難と裏腹に「香りをかぐと、大地が見える」そう表現したくなるような、パワフルさを感じる香りになりました。

それは甘く爽やかなローズらしさと、濃厚でフレッシュな力強さ。頭の上から振りかけると、全身に力を与えられる気持ちがします。

 

 

 

香りの成分分析を行うと、「トランスゲラニオール」という成分が過去最高の割合であったことがわかりました。

 

「トランスゲラニオール」とは、ローズと言えばこれ、とも言えるばら特有の香りの素でもあり、シスゲラニオール(別名ネロール)とともに、うっとりする(恍惚感)ような気持ちにさせてくれる香りと言われています。

 

ゲラニオールは美容効果が高く、女性ホルモンの働きを助けてくれるとも言われています。

 

 

 

そして驚くことに、2021年は不思議なほど2020年とよく似た成分組成であることがわかりました。

 

 

 

(2020年・2021年で配色が異なることに注意)

 

 

2020年は、他の年とはかなり違う個性的な成分表でした。

ローズらしい香りが特徴的な「シスゲラニオール」という成分が過去最高の割合で、前年のさわやかでみずみずしい香りとは対照的に、ローズ本来の香りがはっきりと現れた年でした。

 

 

現在の「HANA ORGANIC ウォーター」はこの2020年のダマスクばら水を使用しています。

 

「花の香りだけでなく、葉や茎、大地をまるごと詰め込んだような、奥に奥に入り込んでいくような深い香り」2020年に「ヌーボー」として届いたこの水を、私たちはこのように表現しました。

 

っとこの香りだったら、たくさんの人に”euphoria”を与えてくれるはず。そう考えて選んだ、特別なダマスクばら水です。

 

 

 

2021年は、その2020年の香りの特徴にとてもよく似ていたのです。

 

両年ともそれ以前のものと違っていてゲラニオールが高くなっています。これは私たちが、「自然や大地を感じるパワフルな香り」「エネルギーに溢れている」と感じている原因かもしれません。

 

 

 

奇しくも、この自然の力強さを感じるダマスクばらを生んだ2020年と2021年は、世界中がウイルスに翻弄された2年間でした。

 

この2年の間に、一方では人智を尽くしてもコントロールをすることができない自然の猛威を、もう一方では喜びをもたらす美しく力強い自然の恵みを、私たちは身をもって体感することになりました。

 

 

大地を通り、草花を通ったダマスクばら水を浴び、深呼吸をする。

 

そうすると、わたしが地球上に住み、自然と共に生き、また自然の一部である生き物であること – 「わたしはオーガニック」であることを思い出させてくれるような気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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